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This is a Japanese podcast for intermediate and above learners.
こんにちは、みなさん。さとみんちpodcastへようこそ。
今日は第50回目の放送です。始まるよっ。
改めまして、こんにちは。さとみです。
みなさん、お元気ですか。私は元気です!
今日は、50回特別回!ということで岐阜弁について話そうと思います。
で、まずね。あの今更ですが、みなさんに言わないといけないことがあって、「今更」はI should’ve done. / It’s too late to do.ですね。今更なんですが、このポッドキャストで私が話している時、岐阜弁のアクセントを使っていました。はい。といっても、東京に住んでいたこともあるし、日本語のレッスン中は標準語(スタンダード)を話すようにしているので、プライベートでは標準語と岐阜弁が混ざっているんですが、もし全部標準語だと思って聞いている人がいたら申し訳ないと思って、今更ですが言いました。はい。
まず、日本語の方言について少し話しますが、日本は小さい島国ですが、140以上の方言があります。私の出身である岐阜県にも方言がいくつかあって、分け方にもよりますが、大きく分けて二つ、北部と南部。さらに分けると五つくらいあります。さらに岐阜県はね。東京と大阪の間で、しかも海がない県なので、県境にある地域には隣の県の方言が混ざっているところもあって、細かく分けるとたくさんあります。ちなみにみなさんもご存じの『君の名は。』という映画は、岐阜県の北部にある飛騨が舞台なので、主人公の女の子も時々岐阜弁を話しています。
で、今日はね。私の出身、岐阜県の中南部にある小さな町なんですが、そこの方言、東濃弁と呼ばれる方言を少しご紹介しようと思います。
まず、最初に少しお話ししましたが、アクセントについて。みなさん、日本料理であるcurryを日本語で言ってみてください。カレー(カ↗レー)ですよね?ですが、岐阜弁ではカレー(カ↘レー)です。次はどうでしょう。red shoes and clothes。赤い靴と服(あ↗かい・く↗つ・ふ↗く)ですよね?ですが、岐阜弁では赤い靴と服(あ↗か↘い・く↘つ・ふ↘く)。どうですか。聞いてみて、おかしいですか。岐阜弁では下がることが多いので、カレー、赤い、靴、服、自転車(じ↗てん↘しゃ)、自動車(じ↗どう↘しゃ)…となるんですね。
そして次に、岐阜弁で使われている単語。まず、ちゃっと。ちゃっとは「早く」という意味で、例えば「ちゃっと片付けなさい」とか「ちゃっとやるわ」という感じで使います。そして次に、ようけ。ようけは「たくさん」という意味があるので、例えば「あぁ荷物ようけあるね。ちょっと持ったるわ」。「たるわ」は「てあげるわ」の方言です。そして、ちんちん。…え?みなさん変なの想像してないですよね?(笑)アクセントはちんちん(ちん ̄ちん ̄)ですからね。ちんちんは、とても熱い。気温じゃなくて物の熱いのほうね。なので、例えば「このお茶ちんちんやもんで、飲めんわ。」と言ったら、「お茶が熱すぎるから、飲めない。」という意味になります。「やもんで」は岐阜弁で「だから」という意味です。
そして最後に、岐阜弁で使われている文末。日本語の文末には方言が使われることが多くて、例えば岐阜弁には「やらぁ」がありますが、「やらぁ」は「でしょう」という意味なので、例えば「明日は晴れやらぁ。」と言ったら、「明日は晴れでしょう」という意味になります。他にも「~だよ」という意味の「やお」。例えば「彼は学生やないやらぁ。」「え?学生やおね?」「うん。そうやお。」…みなさんわかりましたか。(笑)
日本語を勉強している外国人のみなさんにとって方言が難しいのは確かですが、日本に行くと、方言はたくさんあります。あの英語や他の言語に国や地域によって違いがあるように、日本語にも方言があるんです。東京弁のことを標準語と呼んで、勉強ためのスタンダードにしていますが、だからといって、方言に対して悪いイメージとか難しいイメージを持ってほしくはありません。実際に地方に住む外国人は、その地域の方言を覚えたほうがいいことだってあるし、旅行者でもね。旅行先の地域の言葉を一つ二つ覚えて使うと、話のきっかけにもなりますからね。是非、興味がある人は勉強してみてくださいね。
ということで、今日は「特別回!今更ですが岐阜弁!」のおはなしでした。わからないところがあったら、ウェブサイトのtranscriptionをチェックしてみてください。みなさん、登録者数が200人を超えました!Spotifyの集計によると、21ヶ国の人が聞いてくれて、さらにそのうちの10人はこのポッドキャストを一番多く聞いてくれているらしいです!「それ絶対私!」っていう人がいたら、是非ウェブサイトのコメントにでも書いてください~!とにかく、いつも聞いてくれてありがとう!
では、また次のエピソードでお会いしましょう。
またね。ばいばい!
N3【N1であるN2/N1のN2】=N1 shows an attribute of N2.
例:私の方言である岐阜弁は、知らない人にとっては難しいと思う。
N3【~ように、…】=It’s used to say “~ and … are roughly same.”
例:有名が映画があるように、有名じゃない映画もある。
N3【Nに対して】=“towards N”
例:母語話者に対する「話せる?」という質問は、失礼だ。
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