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This is a Japanese podcast for intermediate and above learners.
こんにちは、みなさん。さとみんちポッドキャストへようこそ。
今日は第18回目の放送です。始まるよっ。
改めまして、こんにちは。さとみです。
みなさん、お元気ですか。私は元気です!
今日は「挙句の果てに」についてお話ししようと思います。「挙句の果てに」は面白い表現ですよね。漢字はちょっと想像しにくいですが、手を挙げるの「挙げる」とか選挙(election)の「挙」の漢字に、俳句(Japanese poetry)の「句」と書いて、「挙句」。そして「果て」は、”end”という意味の「果て」あとは、果物の最初の字(「果」)ですね。と書いて、「挙句の果てに」です。
昔日本で流行っていた詩のようなものがあって、その最後のフレーズ、日本語で「句」と言いますが、この最後の句のことを「揚げ句」と言います。なので、「挙句の果てに」は“at the end of the last phrase”、つまり“after everything”となりました。ちなみにこの最後の句の「あげく」の漢字は、料理の「揚げる」(to fry)フライドポテトとかのね。その漢字が使われます。
で、この「挙句の果てに」(after everything)はいい結果には使えなくて、「悪いことがあったあとで、さらに悪いことがあった」という時だけに使うことができます。例えば、「この前親戚に会ったんだけど、もう30歳になるのか。好きな人はいるか?彼氏はできたか?って聞かれて。挙句の果てに、いい男紹介してやろうか。って言われちゃったよ。」とか。「作文の宿題を忘れたせいで、先生に怒られて、挙句の果てには、その作文を提出した後、みんなの前で読まされたんだよ。」とか。使いやすそうでしょ?
もう気づいている人もいると思いますが、JLPT N2レベルで習う文法に「た+あげく」というパータンがありますが、これも同じ意味で使われます。ただ、「~たあげく」はいいことにも使われますので、例えば「卒業してから、どうするか散々悩んだあげく、留学することにした。」「チケットを買うために3時間並んだあげく、やっと買えた。」と言うことができます。それでも、悪いことに使われることのほうが多いので、覚えるときは、「悪いことがあったのに、さらに悪いことがあった」と覚えるのがいいと思います。
彼女と3日間喧嘩した。そして別れた。「彼女と3日間喧嘩した。挙句の果てに、別れてしまった。」もしくは「彼女と3日間喧嘩したあげく、別れてしまった。」意味的にね、使う状況がないほうがいい表現ではありますが、ぜひステップアップのために覚えて、使ってみてください。
ということで、今日は「挙句の果てに」のおはなしでした。わからないところがあったら、ウェブサイトのtranscriptionをチェックしてみてください。「挙句の果てに」が使える経験をしたことがあるという人は、ぜひブログもしくはYouTubeに書いてシェアしてください。
では、また次のエピソードでお会いしましょう。
またね。ばいばい!
N4【Vちゃう/じゃう】(カジュアル)=Vてしまう
例:せっかく2日かけて宿題をしたのに、宿題のノートを家に忘れちゃった。
N3【Vた/Nの+せいで】=”Because of ~(in a bad way).”
例:親戚の彼氏に対する悪い態度のせいで、彼氏と喧嘩してしまった。
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