Learn Japanese @Satominchi → Anchor ・ Spotify ・ Apple
This is a Japanese podcast for intermediate and above learners.
こんにちは、みなさん。さとみんちポッドキャストへようこそ。
今日は第25回目の放送です。始まるよっ。
改めまして、こんにちは。さとみです。
みなさん、お元気ですか。私は元気です!
今日は、「ごまをする」という表現をご紹介したいと思います。みなさん、「ごまをする」のが想像できますか。胡麻を知っている人はいますよね。多分ね。胡麻はセサミ(sesame)のことね。あの小さいつぶつぶしたものね。胡麻はよく使われますよね。日本料理にも欠かせないんですが。
胡麻を焙煎(ロースト:roast)したものをいりごま。焙煎は炒る/煎るとも言いますからね。いりごま。そして、それを潰しながら擂る(ground)、そのすったものをすりごま。そのすりごまの粒をなくしたものをねりごま。と言います。
※煎り胡麻・擂り胡麻・練り胡麻(漢字はあまり使いません。)
で、今日の表現の「ごまをする」っていうのは、本当にそのごまをする(ground)という意味もあるんだけど、その他にも、「人に気に入られるように行動すること」という意味があります。ちょっと難しいんだけど、「媚びる」も同じ意味ですね。英語だと”to butter someone up” / “apple-polishing”ですね。
どうして「ごまをする」にそういう意味があるのかというと、ごまをする時に、すり鉢っていう入れ物と、入れ物って言うかボールと、すりこぎっていう野球のバットのようなものを使ってするんだけど、ごまをするとそのすったごまが、すり鉢にもすりこぎにもべったりくっつくんですよ。それが、人に気に入られようとしてくっついていくのに似ているということからごまをすると言うようになったそうです。
「ごまをする」は動詞として使えるので使い方は難しくなくて、例えば、「彼はごまをするのが上手だから、仕事に失敗しても怒られない。」とか「嘘と言えば嘘だが、ごまをするのも簡単ではない。」とか。ごまをするは名詞として「ごますり」と言うこともあります。例えば、「ごますりはストレスが溜まるが、必要な時もある。」とか。
意味から考えると特に会社で使われることが多いですが、日常生活でも結構使える場面があって、私の旦那は欲しい物がある時に、「さとみ、最近欲しい物はないの?買いたい物あったら、買ってもいいよ。」って言ってきますが、これもごますりですね。わかりやすすぎて、面白いんだけど。彼も欲しい物があるんですね。
相手の評価が大切な日本の文化的に色んな場面でごますりを見ると思うので、アニメでもね、よくジョークとして使われますが、是非覚えて、このシチュエーションを見たときは、思い出してください。はい。
ということで、今日は「ごまをする」のおはなしでした。わからないところがあったら、ウェブサイトのtranscriptionをチェックしてみてください。
では、また次のエピソードでお会いしましょう。
またね。ばいばい!
N3【Nとして】=”as ~”
例:よくごまをちょっとした隠し味として使っている。
Leave a comment