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#36 いいなりになる

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This is a Japanese podcast for intermediate and above learners.

こんにちは、みなさん。さとみんちポッドキャストへようこそ
今日はだい36回目かいめ放送ほうそうです。はじまるよっ。

あらためまして、こんにちは。さとみです。
みなさん、お元気ですか。私は今日も元気です!

今日は日本の夫婦ふうふの話をしようと思います。旦那だんなさんおくさんのことを夫婦ふうふと言いますが、みなさんの国には、ふうふ婦のかたのイメージがありますか。結婚けっこんということかんしてだと、同性どうせい結婚けっこんできるくにつつあったり、事実婚じじつこん正式せいしき結婚けっこんはしていないけど一緒いっしょに住んでいる状態じょうたいだったり、まあ、色んなかたちがありますよね。今回は、日本で一番多い典型的てんけいてき夫婦ふうふ、つまり男性だんせい女性じょせい正式せいしき結婚けっこんした二人、夫婦ふうふ関係かんけいについての言葉ことばを2つご紹介しょうかいします

まずね、聞いたことがある人もいると思いますが、「亭主ていしゅ関白かんぱく」。これは亭主ていしゅ旦那だんなさんが関白かんぱくのようだというところからきた言葉ことばです。関白かんぱくは、むかし天皇てんのう補佐ほさするたすける人のことで、関白かんぱくのように重要じゅうよう人、権力けんりょくつよい人ということで旦那だんなさんに主導権しゅどうけんがあることを「亭主ていしゅ関白かんぱく」というようになりました。

「亭主関白」は色んな理由りゆう、例えば大人おとなしい男性だんせいえたとか、男女だんじょ差別さべつはよくないとか、まあそういう理由りゆうってきましたが、今でも女性じょせいの中には自分が優柔不断ゆうじゅうふだんだからとか、旦那さんにたよたいからとか、日本の文化的ぶんかてき旦那さんの威厳いげん(dignity)は大切たいせつだとかの理由りゆうで「亭主関白」が好きな人もいます。

そして「亭主関白」のぎゃく、女性がつよ家庭かていあらわ言葉ことばに「かかあ天下でんか(てんか)」があります。かかあ天下でんか由来ゆらいは、今の群馬県ぐんまけんではむかし養蚕業ようさんぎょう(sericulture)がさかんで、女性のほうが男性より収入しゅうにゅうが多かったので、旦那さんたちが「うちのかかあは天下一てんかいち」、”My wife is the best on earth.”と言いはじめたことから、かかあ天下でんかおくさんに主導権しゅどうけんがあるという意味いみ使われるようになったんです。

夫婦ふうふ円満えんまんになるにはそれぞれの夫婦の関係かんけいがあるのでいいなりになる(Under the thumb)いいなりになるかならないか、亭主関白ていしゅかんぱくかかかあ天下でんかか、どちらがいいとは言えませんが、おくさんがしっかりしているほうが結婚生活けっこんせいかつがうまくいくということで、かかあ天下でんかの方がいいと言われています。

ちなみに、私は旦那がアメリカ人でちょっと文化ぶんかちがうところもありますが、100%、かかあ天下でんかです。(笑)あきらかなかかあ天下でんかではありませんが、私はうらでコントロールするタイプなので、旦那が主人しゅじん(master)で、私は司令官しれいかん(commander)だと思っています。ここだけの話ね。(笑)はい。

ということで、今日は「いいなりになる?ならない?夫婦ふうふ関係かんけい」のおはなしでした。わからないところがあったら、ウェブサイトのtranscriptionをチェックしてみてください。
では、また次のエピソードでお会いしましょう。
またね。ばいばい!

文法チェック

N2【~に関して】=~について
 例:日本人夫婦の関係に関して、インターネットで調べてみた。
N2【~つつある】=“becoming ~” or “~ is changing little by little.”
 例:子育てが終わって妻も働き始めたから、貯金が増えつつある。