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#60 特別回!日本語でもしっくりくる?

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This is a Japanese podcast for intermediate and above learners.

こんにちは、みなさん。さとみんちポッドキャストへようこそ。
今日はだい60回目かいめ放送ほうそうです。はじまるよっ。

あらためまして、こんにちは。さとみです。
みなさん、お元気ですか。私は今日も元気です!

今日は、60回特別回とくべつかい!ということで、日本語で何と言う?と思われがちな、よく使われている英語について話そうと思います!とくその中でも、日本語ではぜんぜんちがもの、もしくはそれに相当そうとうするものがないものをえらんで紹介しょうかいしますね。では早速さっそく、いってみましょう!

一つ目。まずね、”I’m sorry.”。あやま時にも使われていますが、今回は”I’m sorry to hear that.”。日本語で「ごめんなさい」「すみません」を使う時は、言う人が何かわることをしてしまった時、ようは本当にあやまる時にしか使われていないので、英語のように、わるいことをしていないけど言うという場面ばめんがありません。なので、例えば、誰かが「試験しけんちゃって…」と言ったら、「ごめんね」とは言えないので、「残念ざんねんだったね」と言ったり、誰かの大切たいせつな人がくなってしまったら、「それは大変たいへんだったね」「それはつらかったね」と言ったりします。はい。

そして、二つ目。ニつ目は、”I’m proud of you.”。これも本当に英語でよく言うフレーズですよね。子供こどもが何かいいことをした時も、友達がむずかしい試験しけん合格ごうかくした時も、仕事を頑張がんばっているって聞いた時も、いつもいつも使いますよね。でも、日本語ではまったくと言っていいほど使われていません。一応いちおう翻訳ほんやくをすると「あなたのことをほこりに思うよ」ですが、大きなことをげた時にしか使わないので、日常にちじょう生活せいかつでは全然ぜんぜん使いません。日本語ではそういう状況じょうきょうの時に、「すごいね。」とか「それはうれしいね。」と言います。なんだかつめたいかんじがありますが、そうなんです。一つ目もそうですが、日本語でコミュニケーションをとる時に、相手あいて同調どうちょうするというのは、大切たいせつなことなので、返事へんじとして、相手あいて気持きもちを言ってあげるんですね。

そして三つ目。三つ目は”Guess what!”。これはもう英語でよく使われている、あたらしいニュースをつたえるとか話題わだいはじめる時の表現ひょうげんですよね。日本語に翻訳ほんやくすると、「なんだと思う?」なんですが!日本語では全然ぜんぜん使いません。「なんだと思う?」って言われたら、「何?なんの話?なんのこと?意味わかんない」ってなってしまいます。なので、もし同じようなニュアンスで話をはじめたいなら、「ねぇねぇ、聞いて。」と言うのがおすすめです。そして誰かに、「ねぇねぇ、聞いて。」と言われたら、「え~何?」と言うのがいい返事へんじです。

そして四つ目は、”It makes sense.”。これは一応いちおうにかなう」という翻訳ほんやくができますが、これも大きなこと、道徳的どうとくてきこと、合理的ごうりてきこととかにしか使われていないので、日常的にちじょうてきに言うなら、「なるほど」とか「たしかに」。否定形ひていけいの”It doesn’t make sense.”だったら、状況じょうきょうによって「わからない」「意味わからない」「ちがうでしょ」と言います。

そして、最後さいご五つ目は、”It depends.”。このポッドキャストを聞いている人は、”depend on”のパターンを知っている人が多いかと思いますが、”depend on something”は「somethingによる」ですよね。で、英語ではよくsomethingがないバージョンの”It depends.”が使われていますが、基本的きほんてき日本にはありません。辞書じしょとか翻訳機ほんやくきを使うと、「とき場合ばあいによる」って出てくることがありますが、これはもう”It depends on time and case.”と言ってしまっているので、どの文脈ぶんみゃくにも使えるわけではありませんよね。なので、日本語ではその文脈ぶんみゃくった名詞めいしかならず使わなければいけないということです。はい。

今回五つご紹介しょうかいしましたが、私も普段ふだん日本語と英語を話していると、英語の表現ひょうげんでしっくりくるのに日本語にはないとか、日本語の表現ひょうげんではしっくりくるのに英語にはないとか、やっぱりそういうことがありますよね。
「しっくりくる」は、”to sit well with”とか”to feel right”。「ぴったり」もありますが、「ぴったり」がちょうどそこにきれいにはまっている様子ようすあらわたいして、「しっくりくる」は、これがただしいと思えるということをあらわしています。なので、みなさんにはそういうこともふくめて、しっくりくる表現ひょうげんさがながら、勉強して欲しいなと思います。

ということで、今日は「特別回とくべつかい!日本語でもしっくりくる?よく使われている英語を日本語にしてみよう!」のおはなしでした。わからないところがあったら、ウェブサイトのtranscriptionをチェックしてみてください。60回まできました!いぇーい!いつも聞いてくれてありがとう!
では、また次のエピソードでお会いしましょう。
またね。ばいばい!

文法チェック

N3【~わけではない】=”It doesn’t mean ~.”
 例:翻訳機がいつも正しいわけではないので、ちゃんと辞書を使って調べましょう。
N3【~(の)に対して】=It’s used to clearly contrast the actions and things.
 例:英語では普段使われるのに対して、日本語では全く使われない。